February 10, 2012

大阪での拠点探し

来年4月からのベースを大阪に移すため、新しい拠点を探しに2泊3日で大阪に。


大阪は大学時代に一度来ただけで、いつも通過してばっかりで、
ほとんど土地勘が無かったので、浜松に戻って来た大東翼さん、大学同期ノムさん、
京都の松本崇さんなど相談し、大まかなエリアの候補を挙げ、不動産サイトでとにかく
検索をしまくるという何とも、健康的でないことをしておりました。
ストリート・ヴューでまちなかを歩き回っていたので、実際にまちなかを歩くと、
そのデジャブ感に襲われたりしておりました。

ぼくらが候補に挙げていたのは、
人気の福島区野田エリア、北区南森町駅周辺エリアに加え、大阪城付近で
やや高台になっている上町台地(谷町筋と環状線の間)のあたりでした。
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いろいろ物件を案内してもらった結果。おもしろい物件と出会うことができました
(今回は選ばなかったけど北区にもお手頃で空間的にいい物件ありました)。

環状線の森ノ宮駅と地下鉄の緑橋駅の中間あたりに位置する、
お手頃な家賃の3DKの一軒家に決めました。このエリアは不動産用語で文化住宅と呼ばれる木造アパート、それが分割されプチ開発型の戸建て住宅、近年の比較的大きな宅地ロットの建て替えなどが混在していて、世代論やるならもってこいのエリアです。各世代のバランスがいいのも特徴かもしれない。

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いろいろなご縁があったのと、
ご近所にCARPE DIEMというスペースもあり、
この家の離れとしてお手伝いさんが住んでいたというストーリーにも引かれました。
2012年4月7日までは国立国際美術館で展示中のアーティストの草間彌生氏の
プライベートエキシビションもやっているので是非。

大阪でも面白いことができるといいなと妄想だけはふくらみます。

お近くへお越しの際は是非。



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January 28, 2012

2012のとし

北本マリオ


オランダから戻ってはや1年半。
ダンサーズたちとの交流を通じ、
言葉にすることで圧倒的に溢れ落ちる豊かさに気づかされた。

言葉にするとまとまった気がする。
実際、その質感が変わっていようとも
理解の枠が与えることができる。
一応は結論づいている状態。

経験を言語という異なるメディアに置き換えず、
経験の感覚をグルグルと反芻することが
経験に対する思考を深め、経験の意味を豊かにしてくれる。
大変だけど、この感覚を研ぎ澄ますことにダンサーらは取り組んでいるのだろう。

ここ1年半近く、僕もできるだけ言葉にすることは避けた。
だいぶ違うね。
でも、再度、この不自由な言葉で経験を理解してみようと思う。
正確なrepresentationよりは、アイデアのためのtransformationを。
revolutionよりは、interventionを。


そして、今年の抱負は「かくこと」。
感覚のフォーム改造みたいなものか。
2012年はこれまた大きな変化の年になりそうだ。


論文も無事に提出し、少し落ち着きました。
やらないかんことはいろいろと待ち構えていそうですが。

さてさて、
新年のご挨拶は親族に不幸があったためにしませんでしたが、
家族共々、よろしくお願いします。





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March 29, 2011

出産


さえちゃんのお腹から新しい命が産み出された。

命が生まれずる瞬間に立ち会えたことの幸せ、その儚さ、力強さを感じた。
子を産み出す母の生命力、生まれでようとする子の生命力、何千回と命の現場たちあった熟練の助産師さん、経過をずっと見守ってくれた女医さん、遠くから想いを届けてくれた方々、

ありがとう。

こうやって何百世代と繰り返された営みに参加できていることの喜びは、同じように両親たちの営みへの尊敬、自身の想像力の欠如への反省を生んだ。

世界中で子どもたちが生まれているとすると、なんでもないことだけど、1つをして同じ状況のない、圧倒的に個別解しか存在し得ない世界を知ることができた。

たいへんではあるけども、経験することでしか生まれ得ない感動。
言葉にできないね。こりゃ。


知識ってとても抽象化されたもので、圧倒的な現実の前には役に立たない。経験はほんとうにドロドロしたもので、言語化を拒む性質をもっている。原広司の言うように、建築家が経験の専門家であるのなら、この経験は知性を持って今後にいかしていきたい。

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3月29日、3070g、男。
母子ともに健康なり。



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February 07, 2011

白という装飾 ー建築に用いられる色についての覚え書きー

建築空間に色彩を使う一番の理由は、
小さなコストで大きな変化を生むことができるからである。特に塗ることで生まれる色彩効果は一目見て、変化が認識でき、それ自体が空間に一定の意味を与えることができる、誰にでも使いやすいコストパフォーマンスの優れた空間操作であると言える。

しかしながら、色彩というのもとことん奥が深い。光のあたる時間や方角、塗られる素材、隣接する色や大きさなどによって、トコトン効果が変化する。下手に色を使おうものなら、せっかく丁寧に計画された空間も安っぽく、悪趣味なものに変貌してしまうから恐ろしい。

色を使うのは本当に難しい。

だから空間をつくること生業にする建築家でさえも、みんな恐ろしくてなかなか色彩なんて使えないでいる。流行もあるが、だから、ベタベタと白を塗る。白を塗ること自体はそんなに悪くない。室内を明るく、広く見せるというような実際的効果、清潔感があるイメージを生むといった意味効果の二つの水準でクライアントを口説くのに効果的である。

と言っても、せっかく塗るのだったら、もっといろんな可能性を検討してもいい。
今へと続く大きな白塗りの流行を生んだ近代建築巨匠と呼ばれるル・コルビジュエの代表作『サヴォア邸 1931』でさえも実に効果的に色彩が用いられている。
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モダニズム運動のメインストリームから外れた地域、メキシコではルイス・バラガンという色彩を多用した建築家がいる。彼はモダニズムの建築形式を用いながらも、世界遺産に指定されている『バラガン邸 1948』のような、一連の作品ではメキシコ特有の色彩感覚を建築空間に巧みに取り込み独自の作品性、空間効果を生み出し、リカルド・レゴレッタなどの後に続く建築家たちに多く影響を与えている。

現代の建築家でも好き嫌いはあるにしても、フランスのジャン・ヌーペル『リヨン国立オペラ座 1993』やオランダのMVRDVなどは『The Didden Village 2006』や『The Way Factory 2009』などで 既存建築に対して、ダイナミックな色使いをし色彩の生み出す効果を最大限に生かしている。
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日本の場合どうだろうか。
色彩の取り扱いの事例として挙げられるの良質な作品の少なさに驚く(もっとしっかり過去の建築雑誌などをみてみよう)。歴史の概観は省略するとしても、思いつく建築として、アトリエ・ワンの『ジューシー・ハウス 2005』や菊池宏の『松原ハウス 2005』がある。特に菊池は空間への色彩への影響に詳しい。そして色調や光のあたり方、色反射などを詳細に検討した『大泉の家 2008』では、色彩と空間体験と形の問題をもう一歩前進させている日本では稀な建築家である。
でも、やはり日本ではSANAAの影響は大きく基本、白。という流れはある種の一部の思考停止状態を生み出しているように感じる。まぁ模型が白いからそのまま白という感じか。

よくよく考えてみると、色彩学的にも白色は一番特殊なものである。
モダニズムの中では白色は、過去との決別であり、空間の抽象化、特定の意味の消去効果を持った。また、空間を作り上げる個々の物質性を一つに統合し、全体としての、ある種の抽象性をつくり出すことにも寄与している。空間の色彩が単一化されることで、空間はより一層空間として認識されることになるからモダニズムが目指した方向性としっかりと一致する。

一方で、現在では、白色を使うことは逆説的に強い意味性を持ってしまう。もちろん流行的意味もあるだろう。しかし、よくよく見てみると時として、白く塗られることで、本来ものが持っていた意味が一度、漂白され、別の意味を帯びるか、その抽象度故に、一層意味や素材感が強調される。意味の宙つり効果は、言い換えると白く塗られた時点で、ものとしての履歴が更新され、歴史性や素材性が強調され、かつて何であったのかを強く意識させてくれる。

青木淳の「青森県立美術館 2006」の白く塗られたレンガもそうだが、現代アートで白く塗られたもの、もしくは樹脂加工がされているものを見るたびに思う。これらは極めて装飾的な白の使われ方をしている。白に塗ることで、別の質感が発生することに意識的操作をしている。

自分は白を塗るという装飾をおこなっているのだと意識すると少しだけ、恐ろしさを超えて、色彩の可能性を試してみようかなど思ったりもする。いやはや2008年から自分の色に対する不勉強を恥じるばかりである。



以前にも色について書いた記事があったので
リノベーションと色
http://korekutexibu.livedoor.biz/archives/51331127.html





tapi7eng at 21:58|Permalinkclip!ARCHITECTURE 

January 24, 2011

Bunny ears

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Bunny ears
297×210 pencil on paper 2011
You would be all ears to your crew like a bunny.

今年もぼちぼちとコレクティ部を続けていきたいと思います。

去年から引き続き公私混同、かっぱらい、演劇性を強調していきたいと思います。
各地をウサギのように飛び回る年になることは必至でございます。

さてさて、
今年も
少しでも前に進めるように
「恥」と「改」と「質」を
新年の抱負にがんばっていこうと思います。

tapi7eng at 08:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!LIFE